ニコンZ5IIレビュー:ZfとZ5を徹底比較!フルサイズミラーレスの新スタンダード
ニコンZ5の後継機種Z5IIが4月3日にニコンより発表されました。
予約開始は、2025年4月10日、発売日は、2025年4月25日の予定です。
ニコンZ5IIは前モデルのZ5から大幅な最新機能に更新されました。
私は、元ニコンZ5ユーザーです。
現在は、Zf、Z50IIユーザーです。
今回は、新しく発表されたニコンZ5II vs Zf vs Z5の機種との違いを完全徹底比較を紹介します。
2025年4月3日に発表されたニコンの新型フルサイズミラーレスカメラ「Z5II」は、エントリーモデルながらも上位機種に迫る性能を備えています。この記事では、Z5IIの特徴を詳しく解説し、前モデル「Z5」およびクラシックデザインで人気の「Zf」との比較を行います。
【ニコンZ5II外観写真】



引用元:ニコンHP
【この記事で分かること】
ニコンZ5IIの主な特徴:
・センサー性能、オートフォーカス、連写速度、動画性能など、Z5IIのスペックについての詳細な情報。
・初心者から中級者向けに配慮された操作性やコストパフォーマンスの良さについて。
Z5IIと他モデル(Zf、Z5)の違い:
・各モデルのスペックを比較することで、Z5IIがどのように進化し、差別化されているかが分かる。
・性能やデザインの違い、価格帯の違いなど。
具体的な活用シーン:
・日常スナップや旅行、動画制作、暗所撮影など、Z5IIが適しているシチュエーションの例。
・初心者にもおすすめの理由や、操作性のポイント。
おすすめレンズ:
・Z5IIを最大限に活かすためのレンズ選びに関するアドバイス。
・標準ズームレンズ、単焦点レンズ、広角レンズなどの具体的なおすすめ。
Z5IIを選ぶメリット:
Z5IIがどのようなユーザーに向いているか、購入を検討する上でのポイント。
この記事を読めば、ニコンZ5IIの性能や活用方法、そして自分の用途に適しているかどうかを判断するための材料が得られます!特に、他モデルとの違いが明確なので、ZfやZ5との比較検討にも役立つ内容になっています。
ニコンZ5IIの主な特徴
・センサー: 2430万画素 フルサイズ裏面照射型CMOSセンサー
・画像処理エンジン: EXPEED 7
・ISO感度: ISO 100〜64000(拡張で50〜204800)
・オートフォーカス: 273点、9種類の被写体検出機能
・連写速度: 最大14コマ/秒(メカシャッター)、30コマ/秒(JPEG)
・動画性能: 4K 30p(クロップなし、12bit N-RAW対応)、Full HD 120p
・手ブレ補正: 5軸ボディ内補正、最大7.5段
・モニター: 3.2インチ バリアングル式210万ドット
・ファインダー:369万ドット(3000cd)
・メモリーカード: デュアルSD(UHS-II対応)
・重量: 約700g(バッテリー込み)
・価格: 約23万円(実売価格)
Z5IIは、初心者にも扱いやすい操作性とコストパフォーマンスの高さが魅力です。旅行や日常使いに最適で、暗所撮影や動画撮影にも強い性能を発揮します。
Z5IIとZfの比較
項目 | Z5II | Zf |
デザイン | モダンでシンプル | レトロなフィルムカメラ風 |
センサー | 2450万画素 | 2450万画素 |
ファインダー | 369万ドット(3000cd) | 369万ドット(1000cd) |
ISO感度 | 標準:ISO100~64000 拡張:ISO50相当、204800相当 | 標準:ISO100~64000 拡張:ISO50相当、204800相当 |
検出範囲 | -10~19EV | -10~19EV |
記録フォーマット | JPEG/RAW(NEF)/HEIF | JPEG/RAW(NEF)/HEIF |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 | 1/8000~30秒 |
連射速度 | 高速連続撮影(拡張):約14コマ/秒 ハイスピードフレームキャプチャー+(C30):約30コマ/秒,(C15):訳15コマ/秒 | 高速連続撮影(拡張):約14コマ/秒 ハイスピードフレームキャプチャー+(C30):約30コマ/秒 |
動画性能 | 4K30P(クロップなし) 4K60P(クロップあり) N-RAW(12bit) | 4K30P(クロップなし) 4K60P(クロップあり) |
ボディ内手振れ補正 | 最大7.5段 | 最大8段 |
メモリーカード | デュアルSD | SD+microSD |
液晶モニター | 3.2型(インチ)210万ドット | 3.2型(インチ)210万ドット |
撮影枚数 | ファインダー使用時:330枚 液晶モニタ使用時:350枚 | ファインダー使用時:360枚 液晶モニタ使用時:380枚 |
AFセンサー測距点 | 273点(シングルポイントAF時) 299点(オートエリアAF時) ※静止画モード、撮像範囲FX時 9種(人物、犬、猫、鳥、車、バイク、自転車、列車、飛行機)の被写体検出 | 273点(静止画モード、撮像範囲フルサイズ/FXフォーマット、シングルポイントAF時) 9種(人物、犬、猫、鳥、車、バイク、自転車、列車、飛行機)の被写体検出 |
その他機能 | フレキシブルピクチャーコントロール Nikon Imaging Cloud フォーカスポイントVR ピクセルシフト撮影 | フォーカスポイントVR ピクセルシフト撮影 |
価格 | 約23万円 | 約28万円 |
重量 | 約700g(バッテリー、メモリーカードを含む) 約620g(本体のみ) | 約710g(バッテリー、メモリーカードを含む) 約630g(本体のみ) |
サイズ | 134x100.5×72 mm | 144x103x49 mm |
Z5IIとZfとの違いは、Z5IIの基本性能のベースは、Zfを踏襲しており、基本性能はZfとほぼ同じ。
*デザイン・趣味性で選ぶか? (Zf)
*操作性・最新性能・最新機種で選ぶか?(Z5II)
一部異なる箇所は、下記のとおりです。
Z5IIとZfとの違いは以下の通りです。
・ファインダーの明るさが異なる(Z5IIは3000cd、Zfは1000cd)
・動画でZ5IIはN-RAWが撮れる
・AFにZ5IIにはAF-Aがある(Zfは、AF-S、AF-C、MFのみ)
・Z5IIにはフレキシブルピクチャーコントロール、NIKON IMAGING CLOUDがある
・価格がZ5IIの方がZfより安い
・Z5IIの方が操作性が良い、操作ボタンが多い、フォーカスセレクトボタンがある、前面のFNボタンが2個ある、フレキシブルピクチャーコントロールボタン※がある
・Z5IIはAPS-C機のZ50IIの性能に近い、Z50II+ボディ内手振れ補正+ファインダー性能アップ+背面液晶性能アップ
・Z5IIはボディの幅がZfより1cm小さい(Zfのボディの幅がZ5IIより横幅が1cm大きい)
※Zfの今後のファームウェアのアップデートでZ50IIやZ5IIに搭載されているフレキシブルピクチャーコントロールが使用できる噂があり。
【Zfをおすすめな人】
・ヘリテージデザインが気に入っている人
・設定をダイヤルで設定したい人
・マニュアルレンズなどでMFを楽しみたい人
・最新機能のAFも楽しみたい人
【ニコンZf外観写真】



引用元:ニコンHP
【Zf撮影Photo】





Z5IIとZ5の比較
項目 | Z5II | Z5 |
デザイン | モダンでシンプル | エントリー、Z6,Z7と同様 |
センサー | 2450万画素 裏面照射型CMOS | 2432万画素 表面照射型CMOS |
ファインダー | 369万ドット(3000cd) | 369万ドット(1000cd) |
ISO感度 | 標準:ISO100~64000 拡張:ISO50相当、204800相当 | 標準:ISO100~51200 拡張:ISO102400相当 |
検出範囲 | -10~19EV | -3~19EV |
記録フォーマット | JPEG/RAW(NEF)/HEIF | JPEG/RAW(NEF) |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 | 1/8000~30秒 |
連射速度 | 高速連続撮影(拡張):約14コマ/秒 ハイスピードフレームキャプチャー+(C30):約30コマ/秒,(C15):訳15コマ/秒 | 高速連続撮影:約4.5コマ/秒 |
動画性能 | 4K30P(クロップなし) 4K60P(クロップあり) N-RAW(12bit) | 4K30P(クロップあり) |
ボディ内手振れ補正 | 最大7.5段 | 最大5段 |
メモリーカード | デュアルSD | デュアルSD |
液晶モニター | 3.2型(インチ)210万ドット | 3.2型(インチ)104万ドット |
撮影枚数 | ファインダー使用時:330枚 液晶モニタ使用時:350枚 | ファインダー使用時:390枚 液晶モニタ使用時:470枚 |
AFセンサー測距点 | 273点(シングルポイントAF時) 299点(オートエリアAF時) ※静止画モード、撮像範囲FX時 9種(人物、犬、猫、鳥、車、バイク、自転車、列車、飛行機)の被写体検出 | 273点(静止画モード、撮像範囲フルサイズ/FXフォーマット、シングルポイントAF時 |
その他機能 | フレキシブルピクチャーコントロール Nikon Imaging Cloud フォーカスポイントVR ピクセルシフト撮影 | |
価格 | 約23万円 | 約14.6万円 |
重量 | 約700g(バッテリー、メモリーカードを含む) 約620g(本体のみ) | 約675g(バッテリー、メモリーカードを含む) 約590g(本体のみ) |
サイズ | 134x100.5×72 mm | 134×100.5×69.5 mm |
Z5IIは、Z5から大幅に進化したモデルで、連写速度や動画性能、手ブレ補正などが強化されています。価格はやや上昇しましたが、その分の価値は十分にあります。
Z5IIはZ5の気になるところをほぼ全面上位互換機種として発表され、画像処理エンジンEXPEED7、裏面照射型CMOSセンサー、Zf/Z50IIの最新機能を搭載。
Z5は、表面照射型センサー搭載、チルト式背面液晶モニター、価格が10万円台、中古だと10万円以下のものもあり。
【Z5をおすすめな人】
・ニコンフルサイズZマウントのカメラを10万円台で買いたい人
・表面照射型のセンサーが良い人
・チルト式背面液晶が良い人
・AF性能に高性能を求めていない人
・暗所撮影をしない人
・動体撮影をしない人
【ニコンZ5外観写真】



引用元:ニコンHP




ニコンZ5IIこんな人におすすめ
Z5IIの活用シーン
1. 日常のスナップ撮影
2. 動画制作
3. 暗所撮影や夜景
4. 初心者のフォトライフのスタートに
Z5IIにおすすめなレンズ
まとめ
今回は、2025年4月3日に発表されたニコンZ5IIの特徴を詳しく解説し、前モデル「Z5」およびクラシックデザインで人気の「Zf」との比較を行いました。
予約開始は、2025年4月10日、発売日は、2025年4月25日の予定です。
ニコンZ5IIは初心者から中級者、そして動画や写真どちらにも関心があるユーザーに理想的なカメラです。特にZ5からのステップアップを考えている方や、軽量で多機能なカメラを求める方には最適な選択になるかと思います。
私は、元Z5ユーザーですが、昨年ZfとZ50IIを購入しカメラのある生活を楽しんでいます。
Z5IIの外観は、Z50IIの外観によく似ています。基本性能は、Zfとほぼ同性能であり、一部新機能については、Zfにない機能を搭載しています。
Z5の基本性能を継承、Z5の気になるところを改善されており、操作性も良く、最新機能を盛り込み、価格も約23万円台とコスパの良いカメラです。
Z5IIの購入を検討されている方は、実際に店頭で触ってみて気に入ったものやワクワクするカメラの購入をおすすめします。
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