【レビュー】LUMIX G99を2年間使ってみて良かったところ、気になるところを解説!
本記事は、LUMIX G99を2年間使ってみて、良かったところ、気になったところを紹介していきます。
【こんな人におすすめ】
・安くてコスパの良いカメラを探している人
・カメラを始めたい人
・カメラにお金をかけたくない人
・使い勝手の良いカメラを探している人
・写真や動画もそこそこやりたい人
G99を購入前に気になっていたところ
G99の購入前に気になっていたところとしては、以下の通りです。
結論から言うと気になっているところは、用途が家族旅行やスナップ撮影、風景写真などが主な使い方でしたので購入しない理由にはなりませんでした。
【購入前に気になっていたところ】
・コントラストAFのため動き物のAF(オートフォーカス)が弱い
・動画時のクロップ(×1.2倍)
・シングルスロット
G99を購入してから2年間使ってみて
G99を購入して、2年間使ってみて思ったことは、
カメラ本体はボディのみで中古(美品)を7万円台で購入しました。
G99については、コスパが良くて使い勝手の良いよくできたカメラだと思いました。
【G99の主な機能】
・有効画素数が2030万画素
・背面液晶が3型104万ドットと3型124万ドット
※G99Dは3月104万ドットに仕様変更
・ボディ内手振れ補正
・防塵防滴
・USB充電は対応(USB-MICRO)
・シングルスロット
・LUMIXの色味が良い
→S5IIやS9のようなLUT機能はありませんがLUMIX特有の色味がよい
・撮影枚数がファインダー使用時:
→ファインダー使用時:290枚・液晶モニタ使用時:290枚
・重量が約536g(バッテリー、メモリーカードを含む)
・暗所時のファインダーやAFが秀逸!!
フルサイズカメラのS5II、S9、ZfやマイクロフォーサーズのOM-1を所有していますがG99の暗所性能は引けを取らないかと思います。
・ボディサイズと重さ:
130.4×93.5×77.4 mm、G99:約536g(バッテリー、メモリーカードを含む)、約484g(本体のみ)
現在所有していますOM-1との比較を行ってみました。
OM-1は、一世代前のフラグシップ機のこともあり、高機能・高性能な内容が盛りだくさんです。
レンズキットの価格差も半額とコスパの面では、G99Dの方がお得感があります。
また、それぞれの評価点もOM-1よりG99/G99Dの方が高い結果となっています。
OM-1 | G99/G99D | |
メーカー | OMデジタルソリューションズ | パナソニック |
マウント | マイクロフォーサーズ | マイクロフォーサーズ |
発売日 | 2022/3/18 | G99:2019/5/23 G99D:2022/10/20 |
価格.com 売上ランキング (2024/11/6現在) | 40位 | G99:-位 G99D:104位 |
価格.com 評価点数 (2024/11/6現在) | 4.38(OM-1ボディ) | 4.67(G99ボディ) 4.84(G99Dボディ) |
有効画素数 | 2037万画素 | 2030万画素 |
撮影感度 | 標準:ISO200~25600 拡張:ISO102400 | 標準:ISO200~25600 拡張:ISO100 |
連射撮影 | 連写:約10コマ/秒 静音・プロキャプチャー:約20コマ/秒 静音・プロキャプチャー(SH1):約120コマ/秒 | 約9コマ/秒(AFS時)、約6コマ/秒(AFC時) |
シャッタースピード | 電子:1/32000~60秒 電子先幕:1/320~60秒 メカニカル:1/8000~60秒 | 1/16000~60秒(シャッター方式自動切換) |
液晶モニター | 3型(インチ) 162万ドット | G99:3型(インチ) 124万ドット G99D:3型(インチ) 104万ドット |
ローパスフィルターレス | 〇 | |
ファインダー倍率 | 1.65倍 | 1.48倍 |
撮影枚数 | 520枚 | ファインダー使用時:290枚 液晶モニタ使用時:290枚 |
バッテリー型番 | BLX-1 | DMW-BLC12 |
スロット | ダブルスロット | シングルスロット |
映像出力 | HDMIマイクロ | HDMIマイクロ |
可動式モニタ | バリアングル液晶 | バリアングル液晶 |
防塵・防滴 | 〇 | 〇 |
手振れ補正機構 | 〇 | 〇 |
タッチパネル | 〇 | 〇 |
タイムラプス | 〇 | 〇 |
USB充電 | 〇(USB-TYPEC) | 〇※(USB-MICRO) |
動画記録画素数 | 4K60p | 4K30p |
幅×高さ×奥行 | 134.8×91.6×72.7 mm | 130.4×93.5×77.4 mm |
重量 | 約599g(バッテリー、メモリーカードを含む) 約511g(本体のみ) | G99:約536g(バッテリー、メモリーカードを含む) 約484g(本体のみ) G99D:約533g(バッテリー、メモリーカードを含む) 約481g(本体のみ) |
価格(ボディ) 2024/11/6現在 価格.com最安値 | 169,899円 | G99:- G99D:72,800円(中古価格) |
価格(レンズキット) 2024/11/6現在 価格.com最安値 | 12-40mmf2.8PROⅡ: 241,800円 12-100mmf4PRO: 322,000円 | G99:- G99D:124,500円 |
G99とG99Dの違いについて
G99の後継機として、G99Dが2022/10/20にマイナーチェンジとして、発売されましたが、変更点としては、液晶モニターの仕様変更になります。
部材の供給問題により仕様変更を実施したものと思われます。
◇G99とG99Dの違い
背面液晶の仕様
G99 :3型(インチ)124万ドット
↓
G99D:3型(インチ)104万ドット
G99の旧型の方が液晶の解像度が高い!
G99を2年間使ってきて良かったところ
G99を2年間使ってきて、良かったところとしては、以下の通りです。
結論としては、コスパが良いカメラで動き物を撮影をしない場合、写真用途/動画用途として、おすすめなカメラです。
写真用途としては、スナップ撮影、風景・人物など動き物でないものに対しておすすめです。
動画用途としては、4K30P(クロップ1.2倍)までですが時間制限がなく、長時間録画ができ、フォトスタイルの色味として、V-Log-Lやシネライクなどの色味を設定することができ、V-Logカメラとして長時間録画などをする方におすすめです。
従来機種としてG8を所有していましたが、G99との性能差は以下の通りです。
・メニューにおいて、マイメニュー登録が搭載されており、自分が使うメニューを優先表示できる。
・動画機能として長時間録画ができ、フォトスタイルの色味として、V-Log-Lやシネライクなどの色味を設定することができる。
・暗所性能が良い
・暗所時のAFが良い
・高画質
【G99を使ってきて良かったところ】
・マイクロフォーサーズとしては、コストパフォーマンスが高い
・マイクロフォーサーズにしては、高画質、高解像感
・日中のファインダー表示がきれい
・操作ボタンが多い
・ボディ内手振れ補正が強力
・ホールド感が良い
・操作性が良い
・メニューにおいて、マイメニュー登録が搭載されており、自分が使うメニューを優先表示できる。
・シャッター音、フィーリング
・ピーク表示機能でピント表示がされるのでマニュアルフォーカスしやすい
・LUMIXのフォトスタイルの色味が良い
・暗所性能が良い
・暗所時のAFが良い
G99を使ってきて気になったところ
G99を使ってきて気になったところは、以下の通りです。
結論としては、購入前に気になっていた動き物のAFについては、理解した上での購入ですが、動き物の被写体撮影時においては、やはりAFが迷ったりすることがありますが、自分の用途としては特に問題はありませんでした。
また、動画撮影時のAFが思ったよりもっさりして遅く感じることがありますが、そんなに問題とは感じることはありませんでした。
シングルスロットについては、趣味用途の使用ですので特に問題ありませんでした。
【G99を使ってきて気になったところ】
・動きもののAFが遅い(コントラストAF)
・動画撮影時のAFが遅い(コントラストAF)
・シングルスロット
・ボディが軽量・コンパクトまではいかない
G99の気になるところの代替えおすすめ機種
G99/G99Dは、コスパが良く使い勝手の良いおすすめなカメラですが、
動きものの被写体を撮りたい人は、下記機種をおすすめします。
*OMデジタルソリューション OM-1
2022年に発売されたカメラですが、機能盛りだくさんのカメラです。
価格もOM-1の新機種0M-1Ⅱが2024年に発売されたこともあり、価格が下がってきています。
AFは、位相差AF/コントラストAFのハイブリッドAF、鳥撮影や動きものの被写体認識機能も搭載しています。
また、プリ連射で鳥が飛び立つ瞬間やその瞬間を撮りたい時におすすめなカメラです。
PRO標準レンズのついたレンズキットもコスパが良くおすすめです。
*OMデジタルソリューション OM-1Ⅱ
2024年に発売されたOM-1の後継機種になります。
AF性能も従来機種よりさらに精度アップ、バッファー容量も倍増し、連射時の連続撮影枚数も増加しています。
また、 ハーフND フィルターの効果をGND 段数、タイプを確認しながら操れる世界初「ライブGND 」を搭載、暗いところと明るいところの被写体に
「AI 被写体認識AF 」、フォーミュラーカー・バイク、飛行機・ヘリコプター、鉄道、鳥、動物(犬・猫)に加え、新たに人物の認識も可能になりました。
AF/AE 固定で最高約120 コマ 秒、AF/AE 追従でも約50 コマ 秒の高速連写性能、メモリー増設により連続撮影可能枚数の大幅アップ。
*LUMIX G9Ⅱ
2023年に従来機種のG9PROの後継機種として発売。
従来機種のG9PROは、LUMIXのスチル機のフラグシップ機として、発売されたが、AFがコントラスAFのみで像面位相差AFの搭載を搭載したのが後継種であるG9Ⅱ。
ボディは、フルサイズ機のS5Ⅱと同様な大きさ形状をしているが、高機能・高性能なカメラでOMデジタルソリューションズのOM-1やOM-1Ⅱの機能に負けない性能を持っています。
小型軽量コンパクトなカメラが良い人には、下記機種がおすすめです。
*LUMIX G100D
小型軽量コンパクトなカメラです。
G99より、小型軽量コンパクトなボディで手軽に持ち出せるスナップカメラとしておすすめです。
基本性能は、G99の機能を引き継いでいますが、操作性、ボディ内手振れ補正機能は
G99に分があります。
G99の写真例
G99を使ってみて、おすすめな使い方
G99を使ってみて、購入当初ボディのみを購入しました。
【G99/G99Dのおすすめな使い方】
写真用途としては、スナップ撮影、風景・人物など動き物でないものに対しておすすめです。
動画用途としては、4K30P(クロップ1.2倍)までですが30分以内でなく、長時間録画ができ、フォトスタイルの色味として、V-Log-Lやシネライクなどの色味を設定することができ、V-Logカメラとして長時間録画などをする方におすすめです。
レンズとしては、OMDのOM-1の所有していることもあり、レンズキットのレンズとして、12-40mmF2.8PROⅡのPROレンズを所有していました。
マイクロフォーサーズの所有のレンズとしては、以下の通りです。
OMD:
・12-40mmF2.8PROⅡ (35mm換算:24-80mm)
・70-300mmF4.8-6.7II (35mm換算:150-600mm)
パナソニック:
・PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S
(35mm換算:28-84mm)
・12-60mmF3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S (35mm換算:24-120mm)
・LEICA DG SUMMILUX 9mmF1.7 ASPH (35mm換算:18mm)
PROレンズは1本、LEICAレンズは1本の所有状況です。
まとめ
今回は、G99を2年間使ってみて、良かったところ、気になったところを紹介しました。
G99は、マイクロフォーサーズミラーレス一眼カメラを始めるのにコストパフォーマンスが良く、操作性、ホールド感、画質が良い機種です。
写真用途としては、動き物のAFに弱いところがありますが、風景写真やスナップ撮影に色味も良くおすすめです。
動画用途としては、4K30P(クロップ1.2倍)までですが30分以内でなく、長時間録画ができ、フォトスタイルの色味として、V-Log-Lやシネライクなどの色味を設定することができ、V-Logカメラとして長時間録画などをする方におすすめです。
【G99を使ってきて良かったところ】
・マイクロフォーサーズとしては、コストパフォーマンスが高い
・マイクロフォーサーズにしては、高画質、高解像感
・日中のファインダー表示がきれい
・操作ボタンが多い
・ボディ内手振れ補正が強力
・ホールド感が良い
・操作性が良い
・メニューにおいて、マイメニュー登録が搭載されており、自分が使うメニューを優先表示できる。
・シャッター音、フィーリング
・ピーク表示機能でピント表示がされるのでマニュアルフォーカスがしやすい
・LUMIXのフォトスタイルの色味が良い
・暗所性能が良い
・暗所時のAFが良い
【G99を使ってきて気になったところ】
・動きもののAFが遅い
・動画撮影時のAFが遅い
・シングルスロット
・ボディが軽量・コンパクトまではいかない
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