【レビュー】E-M1MarkⅡを3年間使ってみて良かったところ、気になるところを解説!
本記事は、OM-D E-M1 MarkⅡを3年間使ってみて、良かったところ、気になったところを紹介していきます。
OM-D E-M1 MarkⅡの購入経緯
マイクロフォーサーズミラーレス一眼カメラのOM-D E-M1 MarkⅡを2020年7月に購入しました。
購入したカメラは、12-40mmF2.8PROのレンズキットを当時13.5万円で購入しました。
マイクロフォーサーズのカメラは、過去からパナソニックとOM-D(旧オリンパス)のカメラを所有しており、レンズも所有していましたが、12-40mmF2.8PROレンズも使用したいと思いレンズキットにしました。
2020年7月頃のマイクロフォーサーズのミラーレス一眼カメラの購入履歴としては、下記のとおりです。
*旧オリンパス:(OM-D)
・カメラ本体:EPL1S(中古)→EPL3→EPM2→EP5→E-M10(売却)→EーM1-MarkⅡ
*パナソニック:
・カメラ本体:GX1→G3→GF5→G5→GX7→G8
マイクロフォーサーズのカメラを購入したきっかけは、当時PENTAXのAPS-Cのデジタル一眼レフカメラを所有していましたが、スナップ写真や風景写真、家族写真を撮ろうとした時に一眼レフカメラだと大きさ・重さがあり、気軽に持ち出すのに小さく・軽いカメラがないかと探していました。
その中で旧オリンパス PEN EーPL1Sを中古で購入したのがマイクロフォーサーズカメラを初めて買ったカメラになります。
旧オリンパスは、スナップ用にPENシリーズを使用しており、その後OM-D E-M10を購入し使用していましたが、大きさ・重さについては手軽に持ち出せて良かったのですが、エントリー機であり、機能としては、1600万画素、コントラストAF、ボディ内手振れ補正(5軸手振れ補正なし)やシャッタースピード1/4000秒、防塵防滴でない、シングルスロット、ファインダーなどに物足りなさを感じていました。
当時は、旧オリンパスとしては、OM-D E-M10との比較で候補としては、下記2機種となりました。
E-M10 | E-M1 MarKⅡ | E-M1 MarKⅢ | |
発売日 | 2014/2/28 | 2018/6/15 | 2020/2/28 |
価格 | - | 13万円台 | 20万円以上 |
大きさ・重さ | 119.1×82.3×45.9 mm | 134.1×90.9×68.9 mm | 134.1×90.9×68.9 mm |
有効画素数 | 1605万画素 | 2037万画素 | 2037万画素 |
E-M10より 機能アップ | - | 〇 | ◎ |
画像処理エンジン | 画像処理エンジン「TruePicⅦ」 | 画像処理エンジン「TruePic VIII」 | 新画像処理エンジン「TruePic IX」 |
連写性能 | 8コマ/秒 | 15コマ/秒 | 15コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/4000秒-60秒 | 1/8000秒ー60秒 | 1/8000秒ー60秒 |
AF | コントラストAF | 位相差AF/ コントラストAF | 位相差AF/ コントラストAF |
スロット | シングルスロット | ダブルスロット | ダブルスロット |
防塵・防滴 | × | 〇 | 〇 |
ボディ内手振れ補正 | ボディ内手振れ補正 | 5軸ボディ内手振れ補正(6.5段) | 5軸ボディ内手振れ補正(7.5段) |
可動式モニタ | バリアングル液晶 | バリアングル液晶 | バリアングル液晶 |
内蔵フラッシュ | 〇 | × | × |
候補優先順位 | - | 1 | 2 |
E-M1 MarkⅢが2020年2月に発売され、最新機種で、星空AFやジョイスティック、新画像処理エンジンなど新機能が追加されており、魅力的でしたが12-40mmf2.8PROのレンズキットで20万円以上の価格であったことより、価格が13万円台のE-M1 MarkⅡのレンズキットを購入しました。
E-M1 MarkⅡとE-M1 MarkⅢの機能について、上記以外に補足追加します。
E-M1 MarkⅢには便利な機能が追加されています。
E-M1 MarkⅢ | E-M1 MarkⅡ | |
ライブND (NDフィルター機能) | 〇 | × |
ハイゾレショット | 手持ちハイゾレショット | 三脚ハイゾレショット |
星空AF (星空オートフォーカス機能) | 〇 | × |
OM-D E-M1 MarkⅡを購入するにあたり、購入動機ポイント
OM-D E-M1 MarkⅡを購入するにあたり、購入動機ポイントとしては以下の通りです。
結論から言うと当時コスパが良く、自分の購入動機ポイントを満足できるカメラを購入できてよかったです。
【購入動機ポイント】
・レンズキットの価格が15万円以下
・ボディ内手振れ補正(5軸手振れ補正)
・手持ちのマイクロフォーサーズのレンズが使えるマイクロフォーサーズカメラ
・E-M10と同様に小さく・軽いボディ(600g以下)
・ファインダーがE-M10より見やすいこと
・旧オリンパスのマイクロフォーサーズミラーレス一眼カメラ
・シャッター音がフィーリングにあっていること
・グリップ感がフィーリングにあっていること
・タイムラプス撮影ができる
・写真用途/動画用途、バリアングル液晶
・AFが速いこと(位相差AF)
・E-M10より暗所性能が強いこと
・E-M10より機能がアップしていること
・E-M10より高画質
【OM-D E-M1 MarkⅡ(マイクロフォーサーズミラーレス一眼カメラ)】
OM-D E-M1 MarkⅡを購入する前に気になっていたところ
OM-D E-M1 MarkⅡの購入動機ポイント以外に気になっていたところとしては、以下の通りです。
結論から言うと気になっているところは、自分の使う用途としては、たまに使用する機能なので購入しない理由にはなりませんでした。
暗所性能、暗所のAFは、マイクロフォーサーズのLUMIX G99の方が良いように思います。
【購入前に気になっていたところ】
・操作性:MENUの分かりづらさ
・ファインダー
・暗所性能
・暗所のAF
OM-D E-M1 MarkⅡを購入してファーストインプレッション
OM-D E-M1 MarkⅡを当時購入して、最初に思ったことは、E-M10と比較して、大きさと重さが少し大きくて重いかと思いました。
あと、デザインとしては、E-M10と比較して一世代前のフラッグシップ機種であり、所有感を満足させるデザインになっています。
使い勝手も良い機能がさらに付加している。
E-M10とE-M1 MarkⅡの違いとしては、E-M1 MarkⅡが勝っているところは以下の通りです。
・有効画素数:1600万画素と2037万画素
・AF:コントラストAFと位相差AF/コントラストAFのハイブリッドAF
・手振れ補正:ボディ内手振れ補正とボディ内5軸手振れ補正(6.5段)
・スロット:シングルスロットとダブルスロット
・ファインダー倍率:1.15倍と1.48倍
・ISO感度:標準ISO100~1600と標準ISO64~6400
・シャッタースピード:1/4000秒と1/8000秒
・動画機能:フルHD30Pと4K30P
・撮影枚数:320枚と440枚
E-M10とE-M1 MarkⅡの違いとしては、E-M10が勝っているところは以下の通りです。
・内蔵フラッシュ:ありと無し
E-M10 | E-M1 MarkⅡ | |
メーカー | 旧オリンパス | 旧オリンパス |
マウント | マイクロフォーサーズ | マイクロフォーサーズ |
発売日 | 2014/2/28 | 2018/6/15 |
価格.com 評価点数 (2023/11/26現在) | 4.49 | 4.53 |
有効画素数 | 1600万画素 | 2037万画素 |
撮影感度 | 標準:ISO100~1600 拡張:ISO25600 | 標準:ISO64~6400 拡張:ISO25600 |
連射撮影 | 連写H:最高8コマ/秒 | 連写H:約15コマ/秒 静音連写H/プロキャプチャー連写H:約60コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/4000~60秒 | 電子:1/32000~60秒 電子先幕:1/320~60秒 メカニカル:1/8000~60秒 |
液晶モニター | 3型(インチ) 104万ドット | 3型(インチ) 104万ドット |
ローパスフィルターレス | 〇 | 〇 |
ファインダー倍率 | 1.15倍 | 1.48倍 |
撮影枚数 | 液晶モニタ使用時:320枚 | 液晶モニタ使用時:440枚 |
バッテリー型番 | BLS-5 | BLH-1 |
スロット | シングルスロット | ダブルスロット |
映像出力 | HDMIマイクロ | HDMIマイクロ |
可動式モニタ | チルト液晶 | バリアングル液晶 |
防塵・防滴 | - | 〇 |
手振れ補正機構 | 〇3軸VCM手振れ補正 | 〇5軸手振れ補正(6.5段) |
タッチパネル | 〇 | 〇 |
タイムラプス | 〇 | 〇 |
内蔵フラッシュ | 〇 | - |
動画記録画素数 | フルHD30p | 4K30p |
幅×高さ×奥行 | 119.1×82.3×45.9 mm | 134.1×90.9×68.9 mm |
重量 | 350g | 498g |
E-M1 MarkⅡ
E-M1 MarkⅡを使ってきて良かったところ
E-M1 MarkⅡを使ってきて、良かったところとしては、以下の通りです。
結論としては、コスパが良いカメラで写真用途として、おすすめなカメラです。
写真用途としては、動きものに対するプロキャプチャーモードやスナップ撮影、風景・人物などに対しておすすめです。
【使ってきて良かったところ】
・デザインが良い
・マイクロフォーサーズとしては、コストパフォーマンスが高い
・マイクロフォーサーズにしては、高画質、高解像感
・日中のファインダー表示がきれい
・高速ファインダー120fps
・操作ボタンが多く・操作性が良い(ダイヤルで変更しやすい)
・ボディ内手振れ補正が強力(6.5段)
・ホールド感が良い
・操作性が良い
・シャッター音、フィーリング
・ピーク表示機能でピント表示がされるのでマニュアルフォーカスがしやすい
・サイズ感がコンパクトでちょうど良い
・AFが速い(121点オールクロス位相差AF)
・高機能満載
- プロキャプチャーモード
(シャッター全押しの状態から遡って最大35枚撮影)
- ハイレゾショット(5000万画素)
- ライブコンポジット
(花火撮影、星景写真など)
E-M1 MarkⅡ
E-M1 MarkⅡを使ってきて気になったところ
E-M1 MarkⅡを使ってきて気になったところは、以下の通りです。
結論としては、暗所AFや高感度画質、ファインダーの解像度が気になりますが、それ以外は機能満載の機種であり、コストパフォーマンスの良いカメラです。
【E-M1 MarkⅡを使ってきて気になったところ】
・暗所でのAFが遅い
・高感度時の画質が悪い
・ファインダーの解像度が低い
・暗所でのファインダー表示が見にくい
・MENUが分かりにくい
・ISO感度が6400まで
LUMIX G99の方が暗所でのファインダーおよび暗所でのAFが良いように思います。
また、暗所での画質は、LUMIX G99の方が良いように思います。
E-M1 MarkⅡを使ってみて、おすすめな使い方
E-M1 MarkⅡを使ってみて、おすすめな使い方について紹介します。
【おすすめな使い方】
写真用途としては、あらゆる被写体に対して、撮影できるように機能満載です。
手軽に持ち出すカメラとしておすすめな1台です。
動き物:プロキャプチャーモード、連射スピード15コマ/秒
風景:ハイレゾショット
花火、星景写真:ライブコンポジット、インターバル撮影
【飛行機撮影】
マイクロフォーサーズの所有のレンズとしては、以下の通りです。
OMD:
・14-42mm F3.5-5.6 EZ (35mm換算:28-84mm)
・12-40mmF2.8PRO (35mm換算:24-80mm)
・17mmF1.8 (35mm換算:34mm)
・70-300mmF4.8-6.7II (35mm換算:150-600mm)
パナソニック:
・PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S (35mm換算:28-84mm)
・12-60mmF3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S (35mm換算:24-120mm)
・14mmF2.5 II ASPH (35mm換算:28mm)
・35-100mmF4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S (35mm換算:70-200mm)
・45-150mmF4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S (35mm換算:90-300mm)
・45-200mmF4.0-5.6 II/POWER O.I.S (35mm換算:90-400mm)
PROレンズは1本、LEICAレンズは0本の所有状況ですが、広角側のレンズが欲しいと思い、追加としてパナソニックのG99の動画撮影用途として、
LEICA DG SUMMILUX 9mmF1.7 ASPH (35mm換算:18mm)を購入しました。
LEICAレンズの色味、解像感も良く写真用途/動画用途におすすめなレンズです。
、
E-M1 MarkⅡ
まとめ
今回は、E-M1 MarkⅡを1年間使ってみて、良かったところ、気になったところを紹介しました。
E-M1 MarkⅡは、マイクロフォーサーズミラーレス一眼カメラを始めるのにコストパフォーマンスが良く、操作性、ホールド感、高機能満載の良い機種です。
写真用途としては、動き物、風景写真やスナップ撮影におすすめです。
後継機種として、E-M1 MarkⅢ、OM-1が出てきていますが、後継機種の方がさらに機能満載ですが機能として、E-M1 MarkⅡの機能で十分であればコストパフォーマンスの良いおすすめな1台です。
暗所性能や手持ちハイレゾショット、高速AFなどさらなる機能アップの機種がよろしければ、E-M1 MarkⅢ、OM-1をおすすめします。
【使ってきて良かったところ】
・デザインが良い
・マイクロフォーサーズとしては、コストパフォーマンスが高い
・マイクロフォーサーズにしては、高画質、高解像感
・日中のファインダー表示がきれい
・高速ファインダー120fps
・操作ボタンが多く・操作性が良い(ダイヤルで変更しやすい)
・ボディ内手振れ補正が強力(6.5段)
・ホールド感が良い
・操作性が良い
・シャッター音、フィーリング
・ピーク表示機能でピント表示がされるのでマニュアルフォーカスがしやすい
・サイズ感がコンパクトでちょうど良い
・AFが速い(121点オールクロス位相差AF)
・高機能満載
- プロキャプチャーモード
(シャッター全押しの状態から遡って最大35枚撮影)
- ハイレゾショット(5000万画素)
- ライブコンポジット
(花火撮影、星景写真など)
【E-M1 MarkⅡを使ってきて気になったところ】
・暗所でのAFが遅い
・高感度時の画質が悪い
・ファインダーの解像度が低い
・暗所でのファインダー表示が見にくい
・MENUが分かりにくい
・ISO感度が6400まで
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