ニコンZ50IIの良くなったところ、気になったところを徹底紹介!
ニコンZ50IIが11月7日に約5年ぶりに後継機種として発表されました。
ニコンZ50IIのキャッチコピーは、「本気であそぼう。」
いろいろとワクワクするデザイン、高機能満載のカメラです。
11月7日のZ50II発表以降、ネットやSNS、YoutubeなどでZ50IIの情報が紹介されています。
今回は、ニコンZ50IIの良くなったところ、気になったところについて紹介します。
ニコン Z50IIのカメラとは
引用元:ニコンHP
現在所有のニコンカメラは、フルサイズセンサーのニコンZ5から乗り換えてZfを所有しています。
過去には、ニコンのデジタル一眼レフを所有しており、APS-CセンサーサイズのDX機のD90→D7000を使っていました。
D90、D7000は、レンズ手振れ補正でいずれもボディ内手振れ補正を非搭載のカメラでした。
今回、発売予定の「ニコンZ50II」は、APS-CセンサーサイズのDX機のミラーレスカメラになります。
また、「ニコン Z50」の後継機種モデルになります。
ニコンZ50とZ50IIの主な仕様について紹介します。
ニコン Z50 | ニコン Z50II | |
発売日 | 2019年11月22日 | 2024年12月13日 |
レンズマウント | Zマウント | Zマウント |
センサーサイズ | APS-C | APS-C |
撮影感度 | 標準:ISO100~51200 拡張:ISO204800相当 | 標準:ISO100~51200 拡張:ISO204800相当 |
有効画素数 | 2088 万画素 | 2088 万画素 |
連射性能 | ・低速連続撮影:約1~4コマ/秒 ・高速連続撮影:約5コマ/秒 ・高速連続撮影(拡張):約11コマ/秒 ※ ニコン試験条件での最大撮影速度 | ・低速連続撮影:約1~5コマ/秒 ・高速連続撮影:約5.6コマ/秒(サイレントモードかつRAWを含まない画質モード時:約9.7コマ/秒) ・高速連続撮影(拡張):約11コマ/秒(サイレントモード時:約15コマ/秒) ・ハイスピードフレームキャプチャー+(C15):約15コマ/秒 ・ハイスピードフレームキャプチャー+(C30):約30コマ/秒 ※ ニコン試験条件での最大撮影速度 |
画像処理エンジン | EXPEED6 | EXPEED7 |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 | 1/4000~30秒 |
液晶モニター、可動式モニター | 3.2型(インチ)104万ドット、 チルト液晶 | 3.2型(インチ)104万ドット、 バリアングル液晶 |
ファインダー | 236万ドット | 236万ドット |
専用電池 | EN-EL25 | EN-EL25a |
撮影枚数 | ファインダー使用時:280枚 液晶モニタ使用時:320枚 | ファインダー使用時:230枚 液晶モニタ使用時:250枚 |
スロット | シングルスロット | シングルスロット |
SDカード | UHS-I | UHS-II |
手振れ補正 | ー | ー |
内臓フラッシュ | 〇 | 〇 |
RAW | 12bit/14bit | 14bit |
インターフェース | microUSB2.0、 HDMIマイクロ | USB Type-C、 HDMIマイクロ |
AFセンサー測距点 | フォーカスポイント209点(静止画モード、撮像範囲DX、シングルポイントAF時) | フォーカスポイント209点(シングルポイントAF時)/231点(オートエリアAF時) |
測光範囲 | -4~17 EV ※ ISO 100、f/2.0レンズ使用時、常温20℃ | -4~17EV ※ ISO 100相当、f/2.0レンズ使用時、温度20℃ |
動画録画機能、 動画録画最長録画時間 | 4K(3840×2160) 29.97fps 29分59秒 | 4K(3840×2160) 59.94fps 125分 |
重量 | 約450g(バッテリー、メモリーカードを含む) 約395g(本体のみ) | 約550g(バッテリー、メモリーカードを含む) 約495g(本体のみ) |
幅x高さx奥行き | 126.5×93.5×60 mm | 127×96.8×66.5 mm |
ニコン Z50IIの良くなっているところ
ニコンZ50IIは、小型軽量コンパクトなカメラであることや価格据え置き、デザインが一新、画像処理エンジンがEXPEED7になり機能アップ性能よりZfのサブ機として、購入を検討しています。
11月12日10時より予約がスタートしました。
今回、あまり使っていない手持ちのレンズやマウントアダプタなどを下取りに出して
Z50IIボディのみを予約しました。
【Z50IIの良くなったところ】
・画像処理エンジンがEXPEED6からEXPEED7に変更
・AF性能やレスポンスが大幅改善
・ZfやZ6IIIの機能を継承、一部Z50IIのみ機能を搭載
・Z50からデザインが一新、操作性向上
・内臓ストロボ搭載
・動画機能が性能アップ
・価格がボディのみで13万円台
画像処理エンジンがEXPEED7
・Z50では、画像処理エンジンがEXPEED6でしたが、フルサイズカメラZ9、
Z8、Zf、Z6IIIで採用されている画像処理エンジンのEXPEED7がニコン
APS-C機として初めて採用されています。
AF性能やレスポンスが大幅改善
・画像処理エンジンがEXPEED7採用に伴い、AF性能やカメラのレスポンスが大幅に向上しています。
・ニコンZシリーズカメラの上位モデルから強力なAF性能を継承。
・人物、犬、猫、鳥、飛行機、車、バイク、自転車、列車の9種類の被写体を検出し、被写体がフレーム内で素早く動いても、その動きに合わせて追従し続けます。また、撮影モード[AUTO]時は絞り、シャッタースピード、ISO感度、AF、フラッシュ制御などをカメラが自動的に調整し、露出設定に加えホワイトバランスなども最適化。撮影シーンへの対応力が向上しており、安心して撮影に集中できます。
・電源オン立ち上がり、操作時のレスポンスアップ
ZfやZ6IIIの機能を継承、一部Z50II専用機能搭載
・Z6IIIに次いで、搭載のNikon Imaging Cloud対応
- APS-Cサイズカメラとしては初めて「イメージングレシピ」に対応。
- 撮影した写真をカメラからNikon Imaging Cloudに転送し、さらに様々なクラウドサービスへ自動転送できるサービスです。クラウドサービスへの画像取り込みまで自動化できるため、データ移動操作の煩わしさから解放され、スムーズな画像転送を実現します。
- NIKON IMAGE SPACE
ニコンが提供する無料のフォトストレージサービスです。写真を見返して、整理して、共有する一連の機能をクラウド上でシームレスに行うことができます。
・クリアーな見えで被写体に集中できる高輝度EVF
(Z50の2倍の明るさ)
Z50からデザインが一新、操作性向上
・背面液晶がチルト液晶からバリアングル液晶
・アイカップの出っ張りが薄くなりました
・グリップが厚くなり握りやすくなりました
・ペンタ部の形状が少し幅広くなりました
・Z50より一回り大きくなり100g重くなりました
引用元:ニコンHP
内臓ストロボ
・最近のカメラにはあまり搭載されていない内臓ストロボを搭載。
(ガイドナンバー7)
引用元:ニコンHP
操作性向上
・操作ボタン配置見直し、ピクチャーコントロールボタン追加
・物理ボタンの追加
・カスタムボタン設定が容易に
・スマートフォンとの連携強化
引用元:ニコンHP
動画機能が性能アップ
・録画時間制限が29分59秒から125分へ
・4K30Pから4K60P動画(1.5倍クロップ)
・N-Logを採用
価格がボディのみで13万円台
・今回、Z50IIの機能が大幅に向上している中で驚きだったのが、価格が据え置きでボディのみで13万円台とコスパが良い価格設定になっています。
ニコン Z50IIの気になっているところ
ニコンZ50IIで良くなったところに対して、気になっているところがいくつかあります。
【Z50IIの気になったところ】
・ボディ内手振れ補正がついていない
・フルサイズ用レンズでレンズ手振れ補正がついていないレンズが多い
・バッテリーが従来Z50使用時のバッテリーの改良版でフルサイズ用バッテリーと異なる
・ジョイスティックがついていない
・スロットがシングルスロット
・シャッタースピードが1/4000まで
・背面液晶がバリアングル液晶
・ニコンDX用レンズが少ない(5本)
・防塵・防滴仕様が明確に表記されていない
ボディ内手振れ補正がついていない
・ボディ内手振れ補正は付いていないです。
・価格帯の高い他メーカではボディ内手振れ補正を搭載
- キヤノンR7、ソニーα6700(ボディ内手振れ補正搭載)
・動画用に電子手振れ補正がついています。他メーカより電子手振れ補正の効果は少し弱いようです。
フルサイズ用レンズでレンズ手振れ補正がついていないレンズが多い
・DXレンズにはレンズ手振れ補正を搭載しているレンズが多い
・FXレンズにはレンズ手振れ補正を搭載していないレンズが多い
バッテリーが従来Z50使用時のバッテリーの改良版でフルサイズ用バッテリーと異なる
・バッテリー容量が従来機種より少し容量アップしていますが、フルサイズカメラで使用されているバッテリーに対してバッテリー容量が少ない。
・予備バッテリーが必要
・バッテリー表示が3段階でバッテリーの残量が分かりにくい。
- YoutubeなどでZ50IIのバッテリー残量などについてレビューされていました。
ジョイスティックがついていない
・AFのフォーカスポイントを合わせるジョイスティックが付いていません。
・ZfのようにEVFを見ながら背面液晶のタッチパネルでフォーカスポイントを合わせることができます。
スロットがシングルスロット
・SDカードを入れるスロットはシングルスロットです。
・SDカードの規格はSDカードの中でも高速なUHS-II規格をサポートしています。
・従来のZ50は、SDカードの規格は中速のUHS-Iまでの規格サポートになります。
シャッタースピードが1/4000まで
・シャッタースピードが最大1/4000までになっています。
- 日中など明るい環境での撮影に対して、1/8000までシャッタースピードがあればよかったのですが、シャッタースピードの代わりにf値やISO感度などを変更すれば対応可能かと思います。
背面液晶がバリアングル液晶
・背面液晶がバリアングル液晶については、賛否両論に分かれるところですが、自撮りをする場合は、バリアングル液晶がおすすめです。
・写真を撮るときには、Z5のようにチルト液晶の方が良かったような気がしますが、バリアングル液晶に慣れるとそこまで問題には感じなくなりました。
ニコンDX用レンズが少ない(5本)
・ニコンDX用レンズとしては、現時点5本あります。
・標準ズームレンズ、広角ズームレンズ、高倍率ズームレンズ、望遠ズームレンズ、単焦点標準レンズの5本になります。レンズ手振れ補正は、ズームレンズには搭載しています。
防塵・防滴仕様が明確に表記されていない
・ボディー各所に効果的なシーリングを施し防塵・防滴に配慮※。突然の雨などでも安心して撮影できます。
- ニコンZ50IIのホームページにおいて、上記の表現で防塵・防滴仕様の表示がありませんでした。
※すべての条件で完全な防塵・防滴を保証するものではありません。
ニコンZ50IIの購入を決めた5つのポイント
今回、ニコンZ50IIの予約開始日に予約購入を決めた5つのポイント
1.画像処理エンジンEXPEED7を搭載
・画像処理エンジンがEXPEED7に変更されたことにより、電源ONからの起動の速さやレスポンスの速さについては、Zfを使用してきて他メーカのカメラで使用しているレスポンスに対するストレスがEXPEED7の搭載のカメラにはなさそうです。以前、所有していたZ5については、EXPEED6の画像処理エンジンのカメラより、Zfと比べるとレスポンスについては、電源ONからの起動やレスポンスについては、もっさりしていて感じがしました。
・EXPEED7搭載により、AF認識機能が向上しています。
ー 人物、犬、猫、鳥、飛行機、車、バイク、自転車、列車の9種類の被写体を検出
- 鳥認識が個別に設定されています。
2.Z50IIのデザイン一新による操作性向上
・Z50IIになり、デザインが一新され、見た目がZ8やZ6IIIを踏襲するようなペンタ部のデザインになっています。
・操作性の良い物理ボタンの配置に見直しされています。
引用元:ニコンHP
3.内臓ストロボ搭載
・ボディ内にストロボを内蔵しています。
・最近のエントリー機には、内臓ストロボを搭載していない機種が多くなっていますが、
本機種には搭載しています。
・ストロボが必要な時には、光量がガイドナンバー7と小光量ですがあると便利です。
- 現在所有しているカメラでストロボ内蔵のカメラとしては、マイクロフォーサーズセンサーのカメラのLUMIX G99が搭載しています。
4.ボディサイズが小型・軽量コンパクト
このカメラを選んだ理由として、大きなところとして、スナップ撮影用で気軽に持ち出して写真を撮りたいので小型・軽量コンパクトなカメラを探していました。
現在所有のカメラとして、ボディが小型・軽量コンパクトなカメラとしては、LUMIX S9を使用していますがスナップ撮影で持ち出した時にたまにファインダーを覗いたりすることがありました。また、写真を撮った時のシャッターを切った時のフィーリングが電子シャッターのため、少しメカシャッターがあったらと思ったりすることがありました。
・Z50IIは、小型・軽量コンパクトでファインダーやメカシャッターを搭載しているカメラです。
5.価格がボディのみで13万円台
・最新の画像処理エンジンのEXPEED7を搭載して、AF、レスポンなどに優れ、Z6IIIやZfの高機能を満載、デザインも一新され、デザイン的には好みでグリップも厚くなり握りやすく、操作性も改善された小型・軽量コンパクトなカメラでボディのみの価格が13万円台と直近のカメラの価格帯としては、とても良心的な価格に感じました。
今回、発表されたZ50IIは、現在所有しているカメラの中でデザイン・仕様・価格の面で不足部分を補ってくれたカメラです。
コンセプトの「本気であそぼう。」
いろいろな場面で持ち出したいカメラです。
まとめ
今回は、11月7日に発表され、11月12日から予約がスタートしたニコンZ50IIの良くなったところ、気になったところについて紹介しました。
Z50IIについては、コスパが良く機能面においても盛りだくさんのこともあり、注目されているカメラになります。
カメラを始めてみたい方からプロの方まで幅広く、おすすめなカメラと思います。
Z50IIの気に入っているところ、気にいらないところを十分把握の上、購入されるかを検討されることをおすすめします。
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