【レビュー】LUMIX G99を1年間使ってみて良かったところ、気になるところを解説!
本記事は、LUMIX G99を1年間使ってみて、良かったところ、気になったところを紹介していきます。
LUMIX G99を購入した経緯
マイクロフォーサーズミラーレス一眼カメラのLUMIX G99を購入しました。
購入したカメラは、G99ボディのみ購入当時中古(美品)を69,800円で購入しました。
マイクロフォーサーズのカメラは、過去からパナソニックとOMD(旧オリンパス)のカメラを所有しており、レンズも所有していたのでボディのみにしました。
マイクロフォーサーズのミラーレス一眼カメラの購入履歴としては、下記のとおりです。
*旧オリンパス:
・カメラ本体:EPL1S(中古)→EPL3→EPM2→EP5→EM10(売却)→EM1-MK2
*パナソニック:
・カメラ本体:GX1→G3→GF5→G5→GX7→G8→G99(中古)
マイクロフォーサーズのカメラを購入したきっかけは、当時PENTAXのAPS-Cのデジタル一眼レフカメラを所有していましたが、スナップ写真や風景写真、家族写真を撮ろうとした時に一眼レフカメラだと大きさ・重さがあり、気軽に持ち出すのに小さく・軽いカメラがないかと探していました。
その中で旧オリンパス PEN EPL1Sを中古で購入したのがマイクロフォーサーズカメラを初めて買ったカメラになります。
LUMIXのG8は2016年12月にレンズキットで購入しました。
LUMIXのG8はシャッターフィーリングや大きさや軽さ、機能など気に入っていたのですが、2021年の8月からSDカードに記録できなくなりました。
メーカに修理見積を依頼すると4万円との連絡があり、中古品が4万円前後で売られていることもあり、修理を断念しました。
そこで、パナソニック LUMIXでカメラ本体の大きさや重さが軽いカメラ、G8よりできれば機能アップしたカメラがないかを探していました。
当時は、LUMIXでの候補としては、下記の3機種となりました。
G8 | G9PRO | G99 | |
価格 | 中古4万円前後〇 | 中古9万円前後△ | 中古7万円前後〇 |
大きさ・重さ | 〇 | △ | 〇 |
画素数 | 1600万画素△ | 2033万画素〇 | 2030万画素〇 |
G8より機能アップ | × | 〇 | 〇 |
連写性能 | 9コマ/秒△ | 12コマ/秒〇 | 9コマ/秒△ |
シャッタースピード | 1/16000△ | 1/32000〇 | 1/16000△ |
スロット | シングルスロット△ | ダブルスロット〇 | シングルスロット△ |
防塵・防滴 | 〇 | 〇 | 〇 |
ボディ内手振れ補正 | 〇 | 〇 | 〇 |
可動式モニタ | バリアングル〇 | バリアングル〇 | バリアングル〇 |
内蔵フラッシュ | 〇 | × | 〇 |
動画長時間録画 | △ | △ | 〇 |
候補優先順位 | 3 | 2 | 1 |
結果としては、最後までG9PROと悩みましたが、G99の中古品を購入しました。
G99を購入するにあたり、購入動機ポイント
LUMIX G99を購入するにあたり、購入動機ポイントとしては以下の通りです。
結論から言うと当時コスパが良く、自分の購入動機ポイントを満足できるカメラを購入できてよかったです。
【購入動機ポイント】
・ボディの価格が7万円以下(中古価格)
・ボディ内手振れ補正
・手持ちのマイクロフォーサーズのレンズが使えるマイクロフォーサーズカメラ
・故障したG8同様に小さく・軽いボディ
・ファインダーがG8と差がなく、見やすいこと
・操作性がG8と差がなく使えること
・電源やダイヤルの操作系が右側に集中していること
・LUMIXのマイクロフォーサーズミラーレス一眼カメラ
・シャッター音がフィーリングにあっていること
・グリップ感がフィーリングにあっていること
・タイムラプス撮影ができる
・長時間動画録画ができる
・写真用途/動画用途、バリアングル液晶
・G8より暗所性能が強いこと
・G8より機能がアップしていること
・G8より高画質
【G99(マイクロフォーサーズミラーレス一眼カメラ)】
G99を購入する前に気になっていたところ
G99の購入動機ポイント以外に気になっていたところとしては、以下の通りです。
結論から言うと気になっているところは、自分の使う用途としては、たまに使用する機能なので購入しない理由にはなりませんでした。
【購入前に気になっていたところ】
・コントラストAFのため動き物のAF(オートフォーカス)が弱い
・動画時のクロップ(×1.2倍)
・シングルスロット
G99を購入してファーストインプレッション
G99を当時購入して、最初に思ったことは、G8と比較して、大きさと重さがあまり変わらないと思いました。
あと、デザインとしては、G8のデザインと大差ない同じデザイン。
使い勝手も良い機能がさらに付加している。
G8とG99の違いとしては、G99が勝っているところは以下の通りです。
・有効画素数が1600万画素と2030万画素 → 高画質
・背面液晶が3型104万ドットと3型124万ドット → 高画素
※G99Dは3月104万ドットに仕様変更
・USB充電は、非対応と対応(USB-MICRO) → 高機能
G8とG99の違いとしては、G8が勝っているところは以下の通りです。
・撮影枚数がファインダー使用時:320枚・液晶モニタ使用時:330枚と
ファインダー使用時:290枚・液晶モニタ使用時:290枚
・重量が約505g(バッテリー、メモリーカードを含む) と約536g(バッテリー、
メモリーカードを含む)
G8 | G99/G99D | |
メーカー | パナソニック | パナソニック |
マウント | マイクロフォーサーズ | マイクロフォーサーズ |
発売日 | 2016/10/21 | G99:2019/5/23 G99D:2022/10/20 |
価格.com 売上ランキング (2023/11/26現在) | 161位 | G99:183位 G99D:99位 |
価格.com 評価点数 (2023/11/26現在) | 4.59 | 4.64 |
有効画素数 | 1600万画素 | 2030万画素 |
撮影感度 | 標準:ISO200~25600 拡張:ISO100 | 標準:ISO200~25600 拡張:ISO100 |
連射撮影 | メカシャッター/電子先幕時:約9コマ/秒(AFS時)、約6コマ/秒(AFC時) | 約9コマ/秒(AFS時)、約6コマ/秒(AFC時) |
シャッタースピード | 1/16000~60秒(シャッター方式自動切換) | 1/16000~60秒(シャッター方式自動切換) |
液晶モニター | 3型(インチ) 104万ドット | G99:3型(インチ) 124万ドット G99D:3型(インチ) 104万ドット |
ローパスフィルターレス | 〇 | 〇 |
ファインダー倍率 | 1.48倍 | 1.48倍 |
撮影枚数 | ファインダー使用時:320枚 液晶モニタ使用時:330枚 | ファインダー使用時:290枚 液晶モニタ使用時:290枚 |
バッテリー型番 | DMW-BLC12 | DMW-BLC12 |
スロット | シングルスロット | シングルスロット |
映像出力 | HDMIマイクロ | HDMIマイクロ |
可動式モニタ | バリアングル液晶 | バリアングル液晶 |
防塵・防滴 | 〇 | 〇 |
手振れ補正機構 | 〇 | 〇 |
タッチパネル | 〇 | 〇 |
タイムラプス | 〇 | 〇 |
USB充電 | 〇※(USB-MICRO) | |
動画記録画素数 | 4K30p | 4K30p |
幅×高さ×奥行 | 128.4x89x74.3 mm | 130.4×93.5×77.4 mm |
重量 | 約505g(バッテリー、メモリーカードを含む) 約453g(本体のみ) | G99:約536g(バッテリー、メモリーカードを含む) 約484g(本体のみ) G99D:約533g(バッテリー、メモリーカードを含む) 約481g(本体のみ) |
価格(ボディ) 2023/11/26現在 価格.com最安値 | (中古:39,000円) | G99:130,619円 (中古:63,400円) G99D:88,800 (中古:79,800円) |
価格(レンズキット) 2023/11/26現在 価格.com最安値 | 127,380円 | G99:182,865円 G99D:130,000 (中古:114,700円) |
G99とG99Dの違いについて
G99の後継機として、G99Dが2022/10/20にマイナーチェンジとして、発売されましたが、変更点としては、液晶モニターの仕様変更になります。
部材の供給問題により仕様変更を実施したものと思われます。
◇G99とG99Dの違い
背面液晶の仕様
G99 :3型(インチ)124万ドット
↓
G99D:3型(インチ)104万ドット
G99の旧型の方が液晶の解像度が高い!
G8とG99Dの違いについて
【外観】
外観のぱっと見は良く似て言います。
詳細を見るとG99の方が使い勝手が良いように思います。
・WBボタン、ISOボタン、露出ボタン
・背面の方向キーがジョグダイヤルに対応
大きさは、若干G99の方が大きいように思います。
【機能】
・メニューでは、マイメニュー登録が追加
・画素数が1600万画素から2000万画素にアップ
・夜間のAFが向上(星空AF)
【G8とG99カメラ本体写真】
左側:G8、右側:G99
背面
G99の右側の方向キーがジョグダイヤルに変更
上面
G99には右上部にISO、WB、露出ボタンが追加
正面
正面からとしては、G99の軍幹部の上部が少し山型
G99を使ってきて良かったところ
G99を使ってきて、良かったところとしては、以下の通りです。
結論としては、コスパが良いカメラで動き物を撮影をしない場合、写真用途/動画用途として、おすすめなカメラです。
写真用途としては、スナップ撮影、風景・人物など動き物でないものに対しておすすめです。
動画用途としては、4K30P(クロップ1.2倍)までですが30分以内でなく、長時間録画ができ、フォトスタイルの色味として、V-Log-Lやシネライクなどの色味を設定することができ、V-Logカメラとして長時間録画などをする方におすすめです。
G8には、無い機能としては、以下の通りです。
・メニューにおいて、マイメニュー登録が搭載されており、自分が使うメニューを優先表示できる。
・動画機能として長時間録画ができ、フォトスタイルの色味として、V-Log-Lやシネライクなどの色味を設定することができる。
・暗所性能が良い
・暗所時のAFが良い
・高画質
【G99を使ってきて良かったところ】
・マイクロフォーサーズとしては、コストパフォーマンスが高い
・マイクロフォーサーズにしては、高画質、高解像感
・日中のファインダー表示がきれい
・操作ボタンが多い
・ボディ内手振れ補正が強力
・ホールド感が良い
・操作性が良い
・メニューにおいて、マイメニュー登録が搭載されており、自分が使うメニューを優先表示できる。
・シャッター音、フィーリング
・ピーク表示機能でピント表示がされるのでマニュアルフォーカスがしやすい
・LUMIXのフォトスタイルの色味が良い
・暗所性能が良い
・暗所時のAFが良い
G99を使ってきて気になったところ
G99を使ってきて気になったところは、以下の通りです。
結論としては、購入前に気になっていた動き物のAFについては、理解した上での購入ですが、動き物の被写体撮影時においては、やはりAFが迷ったりすることがありますが、自分の用途としては特に問題はありませんでした。
また、動画撮影時のAFが思ったよりもっさりして遅く感じることがありますが、そんなに問題とは感じることはありませんでした。
シングルスロットについては、趣味用途の使用ですので特に問題ありませんでした。
【G99を使ってきて気になったところ】
・動きもののAFが遅い
・動画撮影時のAFが遅い
・シングルスロット
G99を使ってみて、おすすめな使い方
G99を使ってみて、購入当初ボディのみを購入しました。
【G99/G99Dのおすすめな使い方】
写真用途としては、スナップ撮影、風景・人物など動き物でないものに対しておすすめです。
動画用途としては、4K30P(クロップ1.2倍)までですが30分以内でなく、長時間録画ができ、フォトスタイルの色味として、V-Log-Lやシネライクなどの色味を設定することができ、V-Logカメラとして長時間録画などをする方におすすめです。
レンズとしては、OMDのEM1-MK2の所有していることもあり、レンズキットのレンズとして、12-40mmF2.8PROのPROレンズを所有していました。
マイクロフォーサーズの所有のレンズとしては、以下の通りです。
OMD:
・14-42mm F3.5-5.6 EZ (35mm換算:28-84mm)
・12-40mmF2.8PRO (35mm換算:24-80mm)
・17mmF1.8 (35mm換算:34mm)
・70-300mmF4.8-6.7II (35mm換算:150-600mm)
パナソニック:
・PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S (35mm換算:28-84mm)
・12-60mmF3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S (35mm換算:24-120mm)
・14mmF2.5 II ASPH (35mm換算:28mm)
・35-100mmF4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S (35mm換算:70-200mm)
・45-150mmF4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S (35mm換算:90-300mm)
・45-200mmF4.0-5.6 II/POWER O.I.S (35mm換算:90-400mm)
PROレンズは1本、LEICAレンズは0本の所有状況ですが、広角側のレンズが欲しいと思い、追加としてパナソニックの動画撮影用途として、
LEICA DG SUMMILUX 9mmF1.7 ASPH (35mm換算:18mm)を購入しました。
LEICAレンズの色味、解像感も良く写真用途/動画用途におすすめなレンズです。
まとめ
今回は、G99を1年間使ってみて、良かったところ、気になったところを紹介しました。
G99は、マイクロフォーサーズミラーレス一眼カメラを始めるのにコストパフォーマンスが良く、操作性、ホールド感、画質が良い機種です。
写真用途としては、動き物のAFに弱いところがありますが、風景写真やスナップ撮影に色味も良くおすすめです。
動画用途としては、4K30P(クロップ1.2倍)までですが30分以内でなく、長時間録画ができ、フォトスタイルの色味として、V-Log-Lやシネライクなどの色味を設定することができ、V-Logカメラとして長時間録画などをする方におすすめです。
【G99を使ってきて良かったところ】
・マイクロフォーサーズとしては、コストパフォーマンスが高い
・マイクロフォーサーズにしては、高画質、高解像感
・日中のファインダー表示がきれい
・操作ボタンが多い
・ボディ内手振れ補正が強力
・ホールド感が良い
・操作性が良い
・メニューにおいて、マイメニュー登録が搭載されており、自分が使うメニューを優先表示できる。
・シャッター音、フィーリング
・ピーク表示機能でピント表示がされるのでマニュアルフォーカスがしやすい
・LUMIXのフォトスタイルの色味が良い
・暗所性能が良い
・暗所時のAFが良い
【G99を使ってきて気になったところ】
・動きもののAFが遅い
・動画撮影時のAFが遅い
・シングルスロット
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