ニコンZ50II vs キヤノンR10: ミラーレス一眼カメラ徹底比較
こんにちは!
今回は、小型・軽量でコスパの高い、ニコンZ50IIとキヤノンR10という二つの人気ミラーレス一眼カメラを徹底比較します。
どちらのカメラがあなたに最適かを見極めるために、デザイン、性能、使いやすさなど、さまざまな観点から詳しく解説していきます。
ニコンZ50IIとキヤノンR10の製品概要
ニコンZ50IIとキヤノンR10の製品概要について、紹介します。
ニコンZ50II | キヤノンR10 | |
発売日 | 2024/12/13 | 2022/7/28 |
レンズマウント | Zマウント | RFマウント |
センサーサイズ | APS-C | APS-C |
センサー有効画素数 | 2088万画素 | 2420万画素 |
画像処理エンジン | EXPEED7 | DIGIC X |
ファインダー倍率 | 1.02倍 | 0.95倍 |
ISO感度 | 標準:ISO100~51200 拡張:ISO204800相当 | 標準:ISO100~32000 拡張:ISO51200 |
記録フォーマット | JPEG/RAW(NEF)/HEIF | JPEG/RAW/HEIF |
連射性能 | 低速連続撮影:約1~5コマ/秒 高速連続撮影:約5.6コマ/秒(サイレントモードかつRAWを含まない画質モード時:約9.7コマ/秒) 高速連続撮影(拡張):約11コマ/秒(サイレントモード時:約15コマ/秒) ハイスピードフレームキャプチャー+(C15):約15コマ/秒 ハイスピードフレームキャプチャー+(C30):約30コマ/秒 | 電子シャッター時:最高約23コマ/秒 電子先幕・メカシャッター時:最高約15コマ/秒 |
特色機能 | 「イメージングレシピ」&「ピクチャーコントロール」 | RAWバーストモード 高速AF |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 | 電子:1/16000秒~30秒 電子先幕・メカニカル:1/4000秒~30秒 |
液晶モニター | 3.2型(インチ) 104万ドット | 3型(インチ) 104万ドット |
撮影枚数 | ファインダー使用時:230枚 液晶モニタ使用時:250枚 | ファインダー使用時:210枚 液晶モニタ使用時:350枚 |
スロット | シングルスロット | シングルスロット |
自撮り撮影 | 〇 | 〇 |
可動式モニター | バリアングル液晶 | バリアングル液晶 |
RAW | 14bit | 14bit |
インターフェース | USB Type-C、HDMIマイクロ | USB Type-C、HDMIマイクロ |
USB充電 | 〇 | |
ゴミ取り機構 | 〇 | |
AFセンサー測距点 | フォーカスポイント209点(シングルポイントAF時)/231点(オートエリアAF時) | 最大4503ポジション |
測距輝度範囲(静止画) | EV-9~19 ※ 静止画モード、シングルAFサーボ(AF-S)、ISO 100相当、f/1.2レンズ使用時 | EV-4~20 (F1.2レンズ※・中央測距点・ワンショットAF・常温・ISO100で使用時) |
動画記録画素数 | 4K(3840×2160) 59.94fps | 4Kクロップ(3840×2160)59.94fps 4K(3840×2160)29.97fps |
重量 | 約550g(バッテリー、メモリーカードを含む) 約495g(本体のみ) | 約429g(バッテリー、メモリーカードを含む) 約382g(本体のみ) |
幅x高さx奥行き | 127×96.8×66.5 mm | 122.5×87.8×83.4 mm |
ボディ本体価格 価格.COM2024/12/11時点 | 130,680円 | 110,280円 |
レンズキット価格 価格.COM2024/12/11時点 | 149,490円 | 127,600円 |
高倍率レンズキット価格 価格.COM2024/12/11時点 | 179,190円 | 151,880円 |
Wレンズキット 価格.COM2024/12/11時点 | 178,200円 | - |
・価格:キヤノンR10の方が約2万円安い
・大きさ/重量:キヤノンR10の方が小さくて100g軽い
・操作性:キヤノンR10はジョイスティックが付いている
ニコンZ50IIは操作ボタンが多い
・AF:高速AF、R3など搭載の画像処理エンジンDIGIC Xを搭載
(キヤノンR10)
ニコンフラグシップ機搭載の画像処理エンジンEXPEED7を搭載
(ニコンZ50II)
・機動性:ニコンZ50II、キヤノンR10ともに機敏に動作
・発売時期:キヤノンR10は2022/7発売、ニコンZ50IIは2024/12発売
ニコンZ50II外観
【前面】
フロント左側にFNボタンが2つある、右側上部に動画撮影時の動作ランプがある
引用元:ニコン
【背面】
操作ボタンが多い、右側に再生ボタンなど配置されている
iボタンのサブメニューボタンがある
引用元:ニコン
【上部】
右側にモードダイヤル、ユーザー設定ダイヤル3つ
ピクチャーコントロールボタンの配置
前/後ダイヤルの配置
ファインダーの出っ張りが少ない、グリップが厚い
静止画/動画切り替えボタンの配置
引用元:ニコン
キヤノンR10外観
【前面】
前面にAF/MFの切り替えボタンを配置
引用元:キヤノン
【背面】
ファインダー横にジョイスティックのマルチセレクターが配置されている
右側に再生ボタン等の操作ボタンを配置している
引用元:キヤノン
【上部】
右側にモードダイヤル、ユーザー設定ダイヤル2つ
Fnボタンの配置
前/後ダイヤルの配置、LOCKボタンの配置
引用元:キヤノン
ニコンZ50IIとキヤノンR10の気になるところ
ニコンZ50IIとキヤノンR10の気になるところについて紹介します。
ニコンZ50IIの気になるところ
ボディデザインがZ50から一新され、使い勝手が良いデザインになり、画像処理エンジンがフラグシップ機に採用されている最新のEXPEED7が採用され、価格も手ごろな価格設定がされています。
そういう中でニコンZ50IIの気になるところとしては、以下の通りです。
特に気になるところとしては、バッテリー容量が少ないところになります。
バッテリー型名はEN-EL25a、前機種のZ50のバッテリー型名はEN-EL25ですが、Z50IIの方が電力を消費するため、少しバッテリー容量がアップされていますが、撮影枚数は前機種のZ50より少ないようです。
現在、ニコンのZfを所有していますが、バッテリー型名がEN-EL15CとZ8やZ6IIIなどに採用されているバッテリーと同等なためバッテリーの持ちが良いので、Z50IIについてもZfなどで採用のEN-EL15Cが採用されれば良かったかと思います。
【Z50IIの気になるところ】
1.バッテリー容量が少ない
2.ボディ内手振れ補正がない
3.Zマウント用のAPS-C用の専用レンズが少ない
4.SDカードがシングルスロット
5.センサーが従来機種と同等
6.ジョイスティックがない
キヤノンR10の気になるところ
R10は2年前に発売され、ジョイスティックなど使い勝手が良いデザインになり、画像処理エンジンがフラグシップ機に採用されている最新のDIGIC Xが採用され、高速AFと価格もかなり手ごろな価格設定がされています。
そういう中でキヤノンR10の気になるところとしては、以下の通りです。
キヤノンR10には、さらにファミリー層向けに価格を抑えたR50、ボディ内手振れ補正+αの機能アップで価格が高くなったR7が設定されています。
そうした中で特に気になるところとしては、ニコンZ50IIと同様にバッテリー容量が少ないところになります。
【R10の気になるところ】
1.バッテリー容量が少ない
2.連射時のバッファー容量が少ない
3.ボディ内手振れ補正がない
4.RFマウント用のAPS-C用の専用レンズが少ない
5.SDカードがシングルスロット
ニコンZ50IIとキヤノンR10を比較して良さそうなところ
ニコンZ50IIが良さそうなところ
ニコンZ50IIの方が良さそうなところは、以下の通りです。
特に良さそうなのが、ファインダーが見やすいところ
ニコンは以前よりファインダーが見やすいとの評判で実際にファインダーを覗くとZf、Z5などは他メーカのファインダーと比べても見やすいと思います
【Z50IIが良さそうなところ】
1.ファインダーが見やすい
2.被写体認識の種類が多い
3.暗所での測距輝度範囲が広い
4.「イメージングレシピ」&「ピクチャーコントロール」色味を変更しやすい
5.画像をクラウド上に保存できる(Z6III機能)
6.操作ボタンが多い、操作ボタン配置が使いやすい
7.グリップが握りやすい
キヤノンR10が良さそうなところ
キヤノンR10が良さそうなところとしては、以下の通りです。
特に良さそうなのが、小型・軽量で高速AFのところ
【キヤノンR10が良さそうなところ】
1.小型・軽量コンパクト(Z50IIより約100g軽い)
2.高速なAF性能
3.電子シャッターでの連射RAWバーストブースト機能
→ RAW画像の保存
4.ジョイスティックによるフォーカスセレクターの操作性が良い
5.ボディ価格が安い(Z50IIより約万円安い)
デザインとビルドクオリティ
まずはデザインとビルドクオリティから見ていきましょう。
キヤノンR10は、コンパクトで軽量なデザインが特徴です。持ち運びがしやすく、長時間の撮影でも疲れにくい設計となっています。
一方、ニコンZ50IIは、少し大きめですが、しっかりとしたグリップ感があり、安定した撮影が可能です。
ニコンZ50II: 頑丈なビルドクオリティ、プロフェッショナルな使用感。
キヤノンR10: 軽量でコンパクト、旅行や日常の撮影に最適。
画質と性能
次に、画質と性能を比較します。ニコンZ50IIは、APS-Cサイズのセンサーを搭載しており、高画質な写真を撮影できます。特に、低照度環境での撮影に強く、ノイズが少ないのが特徴です。尚、センサーは旧型のニコンZ50と同等のセンサーを採用しています。
ニコンZ50IIのセンサーの有効画素数は2088万画素とキャノンR10のセンサーの有効画素数は2420万画素とキヤノンR10の方が少し画素数の多いセンサーのようです。
キヤノンR10も同様にAPS-Cセンサーを搭載しており、鮮明な画像を提供しますが、色再現性に優れている点が強みです。
ニコンZ50II: 高感度ISO性能、低照度での撮影に強い。
キヤノンR10: 優れた色再現性、鮮明な画像。
オートフォーカスと連写性能
オートフォーカスと連写性能も重要なポイントです。
ニコンZ50IIは、ハイブリッドAFシステムを採用しており、素早く正確なフォーカスが可能です。連写速度も高速で、動きのある被写体を捉えるのに適しています。
キヤノンR10は、デュアルピクセルCMOS AF IIを搭載しており、滑らかで迅速なフォーカスが特徴です。
ニコンZ50II: ハイブリッドAFシステム、高速連写。
キヤノンR10: デュアルピクセルCMOS AF II、滑らかなフォーカス。
動画撮影機能
動画撮影機能も見逃せません。
ニコンZ50IIは、4K UHD動画を撮影でき、高品質な映像を提供します。手ぶれ補正機能も搭載しており、安定した動画撮影が可能です。
キヤノンR10も4K動画撮影に対応しており、特に動画撮影時のオートフォーカス性能が優れています。
ニコンZ50II: 4K UHD動画、電子手振れ補正。
キヤノンR10: 4K動画、優れたオートフォーカス性能、電子手振れ補正。
レンズとアクセサリーの互換性
レンズとアクセサリーの互換性も重要な要素です。
ニコンZ50IIは、Zマウントレンズに対応しており、豊富なZマウントレンズラインナップがあります。
尚、APS-C専用のニコン純正レンズは5本と少ない状況です。
サードパーティ製でシグマやVITROX、SIRUI等のZレンズが出てきています。
キヤノンR10は、RFマウントレンズに対応しており、こちらも多様なレンズが利用可能です。
また、RFマウントのAPS-C専用のキヤノン純正レンズは6本と少ない状況です。
サードパーティ製でシグマやTAMRON、SIRUI等のRFレンズが出てきています。
ニコンZ50II: Zマウントレンズ対応、豊富なレンズ選択肢。
キヤノンR10: RFマウントレンズ対応、多様なレンズ。
価格とコストパフォーマンス
最後に、価格とコストパフォーマンスを比較します。
ニコンZ50IIは、比較的手頃な価格でありながら、高性能なカメラです。
キヤノンR10は発売時期が2年前のこともあり、ニコンZ50IIの価格よりも価格としては、安くなっており、同様にコストパフォーマンスが高く、特に動画撮影やAFに重点を置くユーザーにとって魅力的です。
ニコンZ50II: 手頃な価格、高性能。
キヤノンR10: 高コストパフォーマンス、高速AF、動画撮影に最適。
おすすめなセット
ニコンZ50II、キヤノンR10を購入時のおすすめセットを紹介します。
ニコンZ50IIを購入時のおすすめセット
・Zマウントレンズを持っていて本体のみ必要な場合
→ ボディ本体のみ
・普段レンズ1本で広角から中望遠まで撮影したい
→ 高倍率ズームレンズキット:ZDX18-140mm
・標準レンズで小型軽量で撮影したい
→ 標準ズームレンズキット:ZDX16-50mm
・標準レンズと超望遠域と使い分けて撮影したい
→ Wレンズキット:ZDX16-50mm、ZDX50-250mm
キヤノンR10を購入時のおすすめセット
・RFレンズを持っていてボディ本体のみ必要な場合
→ ボディのみ
・広角から中望遠域までレンズ1本で撮影したい
→ 高倍率ズームレンズキット:RF-S18-150mm
・標準レンズで小型軽量で撮影したい
→ 標準ズームレンズキット:RF-S18-45mm
結論とおすすめ
総合的に見ると、ニコンZ50IIは、最新の画像処理エンジンと操作性の良い、低照度環境での撮影に強いカメラです。
一方、キヤノンR10は、優れた色再現性と動画撮影性能を持ち、プロフェッショナルな使用感が特徴です。
初心者や趣味で写真を撮る方にはニコンZ50IIを、動画撮影や高速AFを重視する方にはキヤノンR10をおすすめします。
ニコンZ50IIを購入時のおすすめセット
・Zマウントレンズを持っていて本体のみ必要な場合
→ ボディ本体のみ
・普段レンズ1本で広角から中望遠まで撮影したい
→ 高倍率ズームレンズキット:ZDX18-140mm
・標準レンズで小型軽量で撮影したい
→ 標準ズームレンズキット:ZDX16-50mm
・標準レンズと超望遠域と使い分けて撮影したい
→ Wレンズキット:ZDX16-50mm、ZDX50-250mm
キヤノンR10を購入時のおすすめセット
・RFレンズを持っていてボディ本体のみ必要な場合
→ ボディのみ
・広角から中望遠域までレンズ1本で撮影したい
→ 高倍率ズームレンズキット
・標準レンズで小型軽量で撮影したい
→ 標準ズームレンズキット:RF-S18-45mm
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